質問は10秒で


セミナーや講演会を聴講していると、時折、質疑応答の時間が設けられることがあります。

その時、私が心掛けていることが2つあります。それは、

1.質問内容を10秒以内でまとめる

2.そして、その内容は個人的に聞きたいことではなく、参加者の大半が聞きたいと思われることにする

「質問する力」を向上させることが、人生にも仕事にも大きく作用してきます。
それはなぜか?

まず、1から考えてみましょう。

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※小学校でも質問する子はたいてい決まってました。そう、質問する力は習慣で鍛えられるのです。

 

1.質問を10秒以内でまとめる

話し手や講師に質問をする時に、多くの方が次のようにしゃべり出してしまいます。

「株式会社○○の△△と申します。□□先生、本日はありがとうございます。とても有意義なお話を聞けたこと、嬉しく思います。私の仕事は○○なのですが、今日のお話をどのように活かしていこうかと考えながら、聞いておりました。」

はい、これだけですでに15秒も経過してしまっていますね。これだけならまだ、ましなほうです。このあと延々と的を射ない話が続いて、肝心の質問になかなか入らないことも多々あります。

こうなると講師を始め、聞いている側は「いったいいつ質問するんだろう?」とやきもきしてきます。

特に質疑応答では、「受講者の誰からも質疑応答がない」ということを前提に講演会やセミナーのプログラムを組みますので、ここに多くの時間を割くことは想定していません。

そのため、質問をする際には、

・あらかじめ要点をまとめておく

・自己紹介や御礼などの文言は要らない

このことを念頭に置いてみてください。

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※実は的を射ない質問というのは、誰にとっても迷惑なものなのです。

 

では次に2に行きましょう。

2.内容は個人的に聞きたいことではなく、参加者の大半が聞きたいと思われることにする

質問者は全体を代表して質問をする権利を与えられます。このことを勘違いして、個人的に疑問に感じていることを講師に聞くのは御法度です。もしどうしても聞きたいことがあれば、名刺交換の際に質問をされるといいでしょう。

特にIT系のセミナーなどでは時折、技術的な質問をされる方がいらっしゃいます。

その質問が受講生全体の利益になるのであれば、講師である私も返答することにしていますが、個人的に聞きたいだけの質問の場合には、「では、あとで個人的にお話ししましょう」とお伝えして、次の質問に移るようにしています。

そうすると、セミナーが終わってから必ず、質問された方は私のところに来られるので、そこでお答えしています。

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※周りの人が「そうそう!そのことを聞きたかった!」と思ってもらえるような質問をしよう。

 

上記の、1と2を組み合わせて実際に私が質問をした例を挙げてます。

それは、FM放送のDJの方の講演会でした。90分の内容の濃い講演会の最後に、主催者から2分間だけの質疑応答の時間が与えられました。

DJの方は次のお仕事があるようなので、時間を延長するわけにはいきません。
そのため、私はいの一番に手を挙げて質問をしました。そうすることで、他の受講者も遠慮せずに質問できる雰囲気を作ろうと思ったからです。

「ラジオではマイクに向かって話をされますが、人の顔が見えない時にされている『伝える工夫』を教えてください」

実際に声に出してみると、8秒ほど。また、DJはしゃべりのプロですから、「プロはどのようにしているのだろう?」という多くの方の知的欲求にも合致した質問内容です。

実際にこの質問方法は、効果を上げました。私のあとに続いて3名の方が手を挙げ、同じやり方で質疑応答をされました。

2分間で4つの質問。
悪くありません!とても効率的な質疑応答じゃないでしょうか?

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※あなたが手を挙げたら、他の人も手を挙げ始める!率先して質問しよう!

では、今回のまとめです。

 

・質問内容はあらかじめ要点をまとめておく

・質問では一番に手を挙げて、質問しやすい雰囲気を作ってあげる

・自己紹介や御礼などの文言は要らない

・みんなが聞きたいだろうなぁと思われる内容を優先する

 

適切な質問は適切な答えを生み出します。

この質問方法、ぜひ、あなたのモノにしてみてください。