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1996年に羽生さんが七冠を独占した時。
羽生さんのお父様が手記を出されました。

(うろ覚えだけど次のような感じ)

 

「・・・(羽生)善治の七冠制覇の話題が先行になる中、対戦相手の谷川(浩司)先生には多大なプレッシャーであったとお察しいたします。谷川先生におかれましては、阪神淡路大震災で被災された大変な状況で、将棋どころではなかったと思われます。今回は善治がたまたま勝った形になりましたが、谷川先生は必ずや戻って来てくださると信じております。またシリーズ中、善治が風邪を引くという失態を犯してしまったこと、大変、失礼をいたしました。親として今一度、人としての立ち居振る舞いができるよう指導いたします・・・」

 

この手記を当時、ラジオで聞いて感動した覚えがあります。
我が子の前人未到の七冠制覇よりも、谷川さんを気遣う配慮。

マスコミが羽生さんばかりで「谷川の”た”の字」すら報道しない中、
お父様の手記は輝かしい記録に花を添えるものでした。